お知らせ


報道発表
2016年9月8日
株式会社ドコモgacco

日本政府におけるサイバーセキュリティ人材育成のために
gaccoの情報セキュリティ講座が採用される

 株式会社ドコモgacco(本社:東京都港区、代表取締役:伊能美和子、以下ドコモgacco)が運営する大規模公開オンライン講座「gacco(ガッコ)」の『情報セキュリティ初級』講座(情報セキュリティ大学院大学※1提供)が、政府機関に勤務する職員を対象とした情報セキュリティ研修の教材として採用されました。この研修は、平成28年3月にサイバーセキュリティ戦略本部(本部長:内閣官房長官)が決定した「サイバーセキュリティ人材育成総合強化方針」に基づき、政府機関におけるサイバーセキュリティ人材を育成することを目的として行われるものです。


 サイバーセキュリティ人材は、日本における新ビジネスの創出や既存ビジネスの高度化を実現していくとともに、サイバー空間上の脅威への対処を適切に実施するにあたり必要不可欠な存在です。一方で、2020年に向けた訪日外国人向けサービス実用化を進めるにあたり、質的・量的に不足しているサイバーセキュリティ人材の育成に向けた各種施策の整備が課題となっています。


 今回提供する「情報セキュリティ初級講座」では情報セキュリティ大学院大学の教授陣を講師とし、情報セキュリティの基本的な知識を学んでいきます。制作にあたっては、日本電信電話株式会社(以下NTT)のNTTセキュアプラットフォーム研究所※2が協力しており、8週間の学習(オンライン動画およびテスト)でサイバー攻撃対策から暗号化技術、情報セキュリティのリスクマネジメントなどを習得することができます。


 ドコモgaccoはこれらの取り組みを通じて、政府機関におけるサイバーセキュリティ人材の育成をはじめとした社会的課題の解決に寄与してまいりたいと考えております。


講座の概要
講座名 情報セキュリティ初級(情報セキュリティ大学院大学)
標準学習期間 8週間
内容
  • 情報セキュリティ基礎知識
  • 情報セキュリティマネジメントのフレームワーク
  • 情報セキュリティを支える暗号技術の基礎と応用
  • 情報セキュリティのリスクマネジメントとリスクコントロール
  • ネットワークを守る認証技術とシステム技術
  • 情報セキュリティに関わる法律の基礎知識
  • 企業の情報ネットワークのセキュリティ対策およびソフトウェアのセキュリティ課題と対策
  • Web・データベース・クラウドのセキュリティとCSIRT(Computer Security Incident Response Team)
講師 情報セキュリティ大学院大学
後藤 厚宏
土井 洋
佐藤 直
大久保 隆夫
湯淺 墾道





【本件に関する報道機関からのお問い合わせ先】
ドコモgacco 岩瀬、岡田         TEL: 03-3456-1200



※1 外部リンク http://www.iisec.ac.jp
   
※2 NTTセキュアプラットフォーム研究所では、世界トップクラスの暗号技術をはじめとした、セキュリティの土台を支える基礎理論・方式の研究を行っています。
   
「gaccatz」とは、数百人規模の参加者が、自宅などからインターネットを介してワークショップに参加できるシステムで、Webブラウザ上でビデオや音声通話を行うための規格「WebRTC」を用い、イベントの進行に合わせて全参加者を、協調学習に適した3~4人のグループや、成果を共有するための15人前後のグループに瞬時に(ランダムに)振り分ける事が可能なシステムです。さらに、参加者全体へ動画(講義など)のリアルタイム配信、理解度を確認するためのクイズ形式の問題出題、優秀なグループの代表者による全体発表など、リアルタイム・双方向型の学びが可能なシステムとなっており、ワークショップに必要な機能が全て搭載されたワークショップ専用システムです。
   
「gacco」「gaccatz」は株式会社ドコモgaccoの登録商標です。